一般社団法人
全日本コメ・コメ関連食品輸出促進協議会
NEWS
2022.05.02

【農林水産省からのお知らせ】【輸出の際の参考情報】輸出された日本産農林水産物・食品の各国・地域における水際検査結果について

農林水産省輸出・国際局輸出支援課及び国際地域課より、先日よりご案内しております、輸出された日本産農林水産物・食品の各国・地域における水際検査結果に関する外部サイトの更新の連絡がありましたので、共有いたします。GFP会員企業の皆様におかれましては、以下の案内をご覧いただき、輸出に際してご参考にしてください。

(以下案内文)

輸出された日本産農林水産物・食品の各国・地域における水際検査結果のトピック

(主な輸出先で本年3月に公表または確認された情報を基に作成)

現在我が国は、日本産農林水産物・食品(以下「日本産食品等」)の輸出額を2030 年に5兆円という目標を掲げ、官民が一体となって輸出に取り組んでいます。昨今の輸出の増加に伴い、輸出先国・地域(以下「輸出先」)の水際検査において日本産食品等が残留農薬や食品添加物の基準不適合等を理由に通関出来ない事案が見られます。

更なる日本産食品等の輸出拡大に資するよう、輸出先での水際検査結果を下記のとおり整理しました。輸出に取り組まれる皆様の参考になれば幸いです。

< 公 表 URL> https://www.maff.go.jp/j/yusyutu_kokusai/mizugiwa_kekka.html

1.中国(日本産食品等の違反件数17件。海関総署2022年2月)

・日本産食品等の違反件数は17件で全体(127件)の約1割強を占め、前月の27件(全体278件の1割弱)から件数は減少した。国・地域別で違反件数が多かったのは上位からニュージーランド(12件)、韓国および台湾(各11件)、ベトナム(10件)、オーストラリア(9件)。

 ・17件の内、青島税関における違反件数が8件で最多。次いで寧波税関が3件。

・公表されている主な違反理由はチルド魚類の「貨物証明書不一致」(8件)、菓子類の「表示不合格」(6件)等。

≪注意≫ 中国へのチルド水産物の輸出について

 中国への輸出チルド水産物(キンキ)から寄生虫(アニサキス)が検出された場合、当該事業者が中国への輸入を禁止される場合がありますのでご注意ください。

≪注意≫

・4月26日時点で、大連、上海、寧波、蛇口、三山、威海へ輸出した貨物が、通関できていない事案が複数確認されており、政府間で協議中です。

2.台湾(日本産食品等の違反件数20件。衛生福利部食品薬物管理署2022年3月)

・公表された52件の違反のうち日本産食品等の違反件数20件。その内訳は、残留農薬基準違反20件(生鮮いちごのクロルフェナピル16件、生鮮いちごのフロニカミド4件)。

≪注意≫

・いちごの残留農薬基準違反が増加しておりますので、輸出の際は台湾の残留農薬基準を遵守してください。3月公表分で違反した農薬の台湾の基準値は以下のとおりです。その他の残留農薬基準については以下の農水省 HP をご参照ください。https://www.maff.go.jp/j/shokusan/export/zannou_kisei.html

農薬の有効成分  台湾の基準値 (mg/kg)

(括弧内は日本の基準値)

CHLORFENAPYRクロルフェナピル0.01 (5)

FLONICAMIDフロニカミド0.01 (2)

・台湾・衛生福利部(日本の厚生労働省に相当)は、2021年11月15日から 2022年5月14日まで日本産の茶またはマテ茶のエキス、エッセンス、濃縮物及び、これを主成分とする調整品の水際検査の強化、2022年2月21日から8月20日まで日本産ユリ根の水際検査の強化、2022年2月21日から8月20日まで日本産生鮮いちごの全ロット検査を発表しており、上記の品目は台湾側が懸念している品目となります。輸出の際は台湾の残留基準を順守してください。(注2)

3.その他

○豪州(1件、2022 年1月)

・味付け海苔のヨウ素基準値超過(1件)。(注5)

≪注意≫ 豪州では海藻類に含まれるヨウ素に対して、最大許容量が1,000mg/kg(乾燥重量)といった厳格な管理を行っているため注意が必要(日本は未設定)。

海藻に含まれるヨウ素の許容量 : https://www.agriculture.gov.au/import/goods/food/inspection-compliance/risk-food/brown-algae-seaweed

〇米国(8件、2022 年3月)

・かつお、菓子、エノキタケ、麦芽及び米の不適正表示(英語による表示不足)(4件)

・魚卵の規格不合致品(リステリア・モノサイトゲネスの疑い)(1件)

・梅の規格不合致品(鉛が含まれている疑い) (3件)。(注6)

<参考情報>米国におけるクロルピリホス(有機リン系殺虫剤)の残留基準値が2022 年2月末で取り消され、クロルピリホスを使用したすべての食品の輸入が禁止されました。輸出の際はお気を付けください。

(農水省 HP)https://www.maff.go.jp/j/shokusan/export/us_chlorpyrifos.html

※ タイは 2021 年8月~2022 年4月 18 日公表分まで(注3)、EUは 2021 年 12 月~2022 年2月(注4)、香港は 2021 年1月~2022 年3月(注7)、韓国は 2022 年1~3月(注8)の違反事例なし。

(諸外国・地域の水際検査結果に関する情報)

(注1)中国の輸入規制に関する情報

・中国海関総署進出口食品安全局(中国当局HP)

 http://jckspj.customs.gov.cn/spj/zwgk75/2706876/index.html

・違反事例リスト(22年2月)(中国当局HP) 

http://jckspj.customs.gov.cn/spj/zwgk75/2706876/wzrjdspxx57/4242022/index.html

(注2)台湾の輸入規制に関する情報

・違反事例違反リスト(台湾当局HP)

https://www.fda.gov.tw/UnsafeFood/UnsafeFood.aspx?dateS=&dateE=&country=%e6%97%a5%e6%9c%ac&productname=&keyword=

・残留農薬基準リスト(台湾当局HP)

https://consumer.fda.gov.tw//Law/Detail.aspx?nodeID=518&lawid=127

・水際での検査強化リスト(台湾当局HP)

https://www.fda.gov.tw/TC/siteContent.aspx?sid=2409

・検査強化の概要(JETRO)

https://www.jetro.go.jp/biznews/2021/01/f6960efd3c363491.html

・台湾におけるクロルピリホスの残留農薬基準値削除について(農水省HP)

https://www.maff.go.jp/j/shokusan/export/taiwan_chlorpyrifos.html

(注3)タイの輸入規制に関する情報

・残留農薬検査の結果リスト(タイ当局HP)

https://www.fda.moph.go.th/sites/Logistics/SitePages/DisplayNews.aspx?IDitem=6&List=ImportsNews

(注4)EUの輸入規制に関する情報

・EU RASFF(Rapid Alert System for Food and Feed)(EU当局HP)

https://webgate.ec.europa.eu/rasff-window/screen/search

(注5)豪州の輸入規制に関する情報

・農業・水・環境省(豪州当局HP)

https://www.agriculture.gov.au/import/goods/food/inspection-compliance/failing-food-reports

(注6)米国の輸入規制に関する情報

・違反事例リスト(米国当局HP)

https://www.accessdata.fda.gov/scripts/ImportRefusals/index.cfm

・インポートアラート(米国当局HP)

https://www.accessdata.fda.gov/cms_ia/country_JP.html

・違反事例に関する報告(米国当局HP)

https://www.fsis.usda.gov/taxonomy/term/19

(注7)香港の輸入規制に関する情報

・食物安全報告(香港当局HP)

https://www.cfs.gov.hk/tc_chi/consumer_zone/foodsafety_surveillance.html

(注8)韓国の輸入規制に関する情報

・違反事例リスト(韓国当局HP)

https://impfood.mfds.go.kr/CFCEE01F01/getList?page=1&limit=10&cntntsSn=&srchClassCd=&searchCondition=pdNm&searchInpText=

(その他)

・諸外国・地域への輸出に関する手続き・制度に関する情報(農水省HP)

https://www.maff.go.jp/j/shokusan/export/e_process/index.html

・植物検疫に関する情報(農水省HP)

https://www.maff.go.jp/pps/index.html

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