今回は、国際シンポジウム「インド太平洋の最後のフロンティア、メラネシア—その地政学的な意義と持続可能な開発への課題」の開催のご案内です。
JETROより、標記の国際シンポジウム開催のお知らせがありましたので情報共有いたします。
・・・・・・【以下JETROからのメール】・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
ジェトロ・アジア経済研究所では2024年7月17日(水曜)に
国際シンポジウム「インド太平洋の最後のフロンティア、メラネシア—
その地政学的な意義と持続可能な開発への課題」を開催いたします。
※本シンポジウムは会場参加とライブ配信によるハイブリッド方式で行われます。
日本と18の太平洋島嶼国・地域の首脳等が会する「太平洋・島サミット」(Paci
fic Islands Leaders Meeting:PALM10)が2024年7月に東京で開催されるのに
合わせて、太平洋島嶼地域の持続可能な開発のための課題と地政学的な変化を
テーマとする国際シンポジウムを開催します。
太平洋島嶼地域においては、自然災害や気候変動等の環境変化に対する脆弱性が
顕著であるほか、高度人材の流出などを背景に医療や教育などの国内行政に多く
の課題を残しています。また、資源輸出の恩恵を受ける一部の国を除くと、コロ
ナ禍で観光業が深刻な影響を受けるなど、島嶼国経済の回復はまだ途上にあります。
他方、新たなドナーとして中国の影響力の拡大が顕著になるなど太平洋島嶼地域へ
の地政学的な関心が高まりつつあります。
本シンポジウムでは、太平洋島嶼地域のうち、メラネシア地域に焦点をあてます。
メラネシアは、インドネシアの東、オーストラリアの北東から赤道以南に広がる
島々です。近年、安全保障や経済協力の新たな地域枠組みとして「インド太平洋」
が提唱されますが、メラネシアは、まさに二つの海を結ぶ地域です。メラネシア
には、天然ガスなどの資源輸出国という顔を持つパプアニューギア、南太平洋の
地域協力をリードしてきたフィジー、中国との安全保障協定の締結が注目された
ソロモン諸島、独立をめぐる政治対立が暴動にまで発展した仏領ニューカレドニア
が含まれます。本シンポジウムでは、まだよく知られていない「フロンティア」
としてのメラネシアの魅力を探り、日本および周辺国との関係について議論します。
また、これらの議論を通し、当該地域との経済連携や日本企業の事業活動における
一助とします。
皆様のご参加をお待ちしています。
※本シンポジウムは、第10回太平洋・島サミット(PALM10)記念事業に認定されています。
※本講座の内容は研究者個人の見解であり、アジア経済研究所の公式見解を示すものではありません。
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開催日時:2024年7月17日(水曜)14時00分〜17時00分(日本時間)
※質疑応答の状況によっては終了時間を延長する可能性があります
14:00〜14:05 開会挨拶
村山 真弓(ジェトロ・アジア経済研究所 理事)
14:05〜14:10 趣旨説明
今泉 慎也(ジェトロ・アジア経済研究所 新領域研究センター
グローバル研究グループ 研究グループ長)
14:10〜14:50 基調講演
「メラネシア・太平洋地域における地政学の意義と持続可能な開発のための課題を探る:パプアニューギニアの視点」
バハウ サイモン ピーター(Simon Peter BAHAU)氏(城西国際大学 特命教授)
14:50〜15:15 報告(1)
「メラネシア地域の政治的混乱と周辺大国による外交的関与」
黒崎 岳大 氏(東海大学 観光学部 准教授)
15:15〜15:30 休憩
15:30〜15:55 報告(2)
「フィジーからみるメラネシアの地政学的重要性」
片岡 真輝 氏(東京外国語大学 講師)
15:55〜16:20 報告(3)
「パプアニューギニアの開発ポテンシャル・課題と開発協力動向」
大野 政義 氏(Transport Specialist, Transport Sector Office, Sector Group, Papua New Guinea Resident
Mission, Asia Development Bank)
16:20〜17:00 パネル・ディスカッション
司会:今泉 慎也
パネリスト:鄭 方婷(CHENG Fang-Ting)(ジェトロ・アジア経済研究所 新領域研究センター 法制
度研究グループ)、
バハウ サイモン ピーター 氏、黒崎 岳大 氏、片岡 真輝 氏、大野 政義 氏
(会場参加)<開場時間:13時30分>
ジェトロ本部5階 A,B会議室(東京都港区赤坂1−12−32アーク森ビル5階)
https://www.jetro.go.jp/jetro/profile/map.html
最寄り駅:東京メトロ 南北線「六本木一丁目駅」、東京メトロ 南北線・銀座線「溜池山王駅」、
東京メトロ 日比谷線「神谷町駅」、東京メトロ 千代田線「赤坂駅」、
東京メトロ 千代田線・丸ノ内線「国会議事堂前駅」、東京メトロ 銀座線「虎ノ門」
※感染症拡大等の事情により、オンライン開催のみとなる場合があります。
予めご了承ください。
(ライブ配信)Zoomビデオウェビナー
※ WEB会議ツール「ZOOM」を用いて行われます。
事前にご利用のPC・スマートフォン等で、ZOOMが利用可能かご確認ください。
使用言語: 日本語
主催:ジェトロ・アジア経済研究所
後援:国際機関 太平洋諸島センター、一般社団法人太平洋協会、太平洋諸島研究所
受講料:無料
お申し込み・詳細:
https://www.ide.go.jp/Japanese/Event/Sympo/240717.html
お申し込み締切:2024年7月12日(金曜)13時00分(日本時間)
(ただし、定員に達した場合、事前に締め切らせて頂きます。)
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<お問合わせ先>
ジェトロ・アジア経済研究所 研究推進部 研究イベント課
Tel:043-299-9536
E-mail:sympo-sc@ide.go.jp
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以上、情報共有いたします。