一般社団法人
全日本コメ・コメ関連食品輸出促進協議会
NEWS
2026.01.05

【農水省】
輸出された日本産農林水産物・食品の各国・地域における水際検査結果等
(2026年1月)の情報共有

今回は、輸出された日本産農林水産物・食品の各国・地域における水際検査結果等(2026年1月)の情報共有です。

農林水産省より標記検査結果等についてご案内がありましたので情報共有致します。

・・・・・・・・【以下、農林水産省メール】・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

主な輸出先国・地域(以下「輸出先」といいます。) で最近公表された、日本産農林水産物・食品(以下「日本産食品」といいます。)の水際検査結果等についてお知らせいたします。

1.中国(日本産食品の違反件数19件、2025年10月)

・日本産食品の違反件数は全410件中19件(参考:2025年9月は全443件中23件)で、国・地域別で違反件数が多かったのは上位から米国(183件)、アルゼンチン(37件)、ベトナム及び香港(24件)。

・日本の違反19件のうち、鄭州税関におけるものが15件(貨物証明書の不一致)で最多。

≪注意≫

・中国では、10都県(福島、宮城、茨城、栃木、群馬、埼玉、千葉、東京、長野、新潟)から輸出されるすべての食品・飼料等(新潟県産精米を除く)について、輸入停止措置が講じられています(10都県以外については農水省HPを参照)。

https://www.maff.go.jp/j/export/e_info/attach/pdf/hukushima_kakukokukensa-85.pdf

・上記10都県以外で製造された製品であっても、10都県を通過したことを理由として、中国税関において輸入不可とされた事案が発生しています。

・中国の輸入食品海外製造企業登録管理システム(国際貿易シングルウィンドウ)に登録されている製造者等の名称、住所等の情報と、産地証明書記載内容が正確に一致していないこと、また産地証明書の主要加工原料の産地及び経路が正確に記載されていないことを理由に通関が認められない事例が発生しています。

 証明書申請の際は、登録された情報と正確に一致していることを十分にご確認ください。

・中国側より、中国食品安全国家基準に適合しない原材料及び添加物の使用など、製造加工工程に問題のある一部の食品生産企業について、当該企業からの輸入を一時停止するとの通達がありました。輸出にあたっては上記国家基準及び関連法令を再確認のほどお願いいたします。

(ご参考:中国海関総署輸出入食品安全局HP)

 http://jckspj.customs.gov.cn/spj/xxfw39/fxyj47/4677516/index.html

2.台湾(日本産食品の違反件数2件、2025年11月)

・公表された49件の違反のうち、日本産食品の違反は2件。内訳は、食品添加物含有量基準違反2件(いずれも醤油中のチアミンラウリル硫酸塩)。

 ≪注意≫

・台湾向けかんきつについて、2024年から日本産かんきつ(きんかん、うんしゅうみかん等)に係る残留農薬基準値超過が頻発し、2025年8月以降、日本産うんしゅうみかんに係る残留農薬基準値超過が3件発生しています。残留農薬基準値超過が確認された3件の事業者に対しては、輸入申請者による検査経費負担での全ロット検査が行われています。

・台湾向けいちごについて、衛生福利部食品薬物管理署は2026年5月31日までの間、日本産いちごの輸入検査において全ロット検査(検査費用は台湾当局負担)を行う旨を発表しています。また、昨シーズン、残留農薬基準値超過が確認された10件の輸出事業者に対し、日本産いちごの輸入検査申請受理の一時停止(1ヶ月又は3ヶ月)の措置が実施されました。残留農薬基準値超過が確認された一部の事業者に対しては、輸入申請者による検査経費負担での全ロット検査が行われています。

(台湾衛生福利部HP)

https://www.fda.gov.tw/TC/siteContent.aspx?sid=2409

青果物の継続的かつ安定的な輸出を推進していくため、輸出に取り組む事業者の皆様におかれては、台湾の残留農薬基準の確認・順守をお願いいたします。

(農林水産省HP:残留農薬基準値に関する情報)

https://www.maff.go.jp/j/shokusan/export/zannou_kisei.html

(農林水産省HP:青果物の輸出に係る残留農薬基準順守強化運動について)

https://www.maff.go.jp/j/seisan/ryutu/fruits/f_yusyutu/zanryunouyaku.html

3.香港(日本産食品の違反件数5件、2025年11月)

・公表された違反は5件(冷蔵ホタテ、鯖煮缶、冷凍乾燥魚製品)。香港政府プレスリリースによると、違反理由は5件ともALPS処理水放出に伴う10都県産水産物の輸入停止関連であり、宮城県で製造、加工、封入された冷蔵ホタテ(2件)、及び千葉県で製造、加工、封入された鯖煮缶(2件)、冷凍乾燥魚製品(1件)の疑いがあるとのこと。

https://www.cfs.gov.hk/english/press/20251103_11936.html

https://www.cfs.gov.hk/english/press/20251106_11949.html

≪注意≫

・輸入停止品の輸出や必要な書類の不備により、香港税関において輸入不可とされた事案が発生しておりますので、各輸出業者におかれては、香港側の輸入業者と十分に連絡をとり、適切に対応するようにしてください。

4.韓国(日本産食品の違反件数3件、2025年11月)

・食品医薬品安全処から公表された違反は3件。内訳は銅の基準超過1件(金箔)、リステリアの検出1件(冷凍タコ)、メタノールの検出1件(健康機能食品)。

≪注意≫

・韓国向け金箔を使用した日本産食品について、12月19日、食品医薬品安全処は12月30日から、輸入・販売業者に対して輸入申告前に純度を測定する試験で安全性の立証を義務付ける「検査命令」を施行する旨を発表しましたので確認のほどお願いいたします。

(ご参考:韓国食品医薬品安全処HP)

https://www.mfds.go.kr/brd/m_99/view.do?seq=49578&srchFr=&srchTo=&srchWord=&srchTp=&itm_seq_1=0&itm_seq_2=0&multi_itm_seq=0&company_cd=&company_nm=&page=1

5.タイ(日本産食品の違反件数0件、2025年10月)

・同期間において、公表された違反はありませんでした。

6.米国(日本産食品の違反件数1件、2025年11月)

・公表された日本産食品の違反は1件(不適切表示(サバ))。

7.EU(日本産食品の違反件数2件、2025年11月)

・公表された日本産食品の違反は2件。内訳は、衛生証明書添付漏れ1件(コラーゲンサプリメント)及び残留農薬基準超過1件(茶)。

○お知らせ

EUでは、EU域内で流通する特定の品目(※)について生産時に森林減少を引き起こしていないことの確認(森林デューデリジェンス)等を義務化する規則の適用開始がさらに1年間延期され、2026年12月30日から(小規模・零細事業者は2027年6月30日から)適用されることとなりました。

また、HSコード49(書籍・新聞・印刷物等)は当該規則の対象製品から除外されました。

(森林減少防止に関する規則の修正内容(Regulation(EU)2025/2650))

https://eur-lex.europa.eu/legal-content/EN/TXT/?uri=OJ:L_202502650

(農水省HP)

https://www.maff.go.jp/j/shokusan/export/EUDR.html

(※ ゴム、木材、牛、パーム油、カカオ、大豆、コーヒー及びその派生製品(HSコード49(書籍・新聞・印刷物等)は除外))

8.豪州(日本産食品の違反件数0件、2025年10月)

・同期間において、公表された違反はありませんでした。

≪注意≫

・中国、香港、韓国、マカオ、ロシアは原発事故に関連する輸入規制を措置しています。規制措置の内容、証明書の申請手続き等については、以下のページをご覧ください。

https://www.maff.go.jp/j/export/e_shoumei/index.html

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以上、情報共有いたします。

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