一般社団法人
全日本コメ・コメ関連食品輸出促進協議会
NEWS
2026.03.02

【農水省】
輸出された日本産農林水産物・食品の各国・地域における水際検査結果等
(2026年3月)の情報共有

今回は、輸出された日本産農林水産物・食品の各国・地域における水際検査結果等(2026年3月)の情報共有です。

農林水産省より、輸出された日本産農林水産物・食品の各国・地域における水際検査結果等(2026年3月)の情報提供がありましたので共有いたします。

農林水産省輸出・国際局規制対策グループより、主な輸出先国・地域で最近公表された水際検査結果等のお知らせがございましたので、以下の通りご案内いたします。

・・・・・・・・・【以下、農林水産省からのメール】・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 農林水産省から、主な輸出先国・地域(以下「輸出先」といいます。) で最近公表された、日本産農林水産物・食品(以下「日本産食品」といいます。)の水際検査結果等についてお知らせいたします。

1.中国(日本産食品の違反件数27件、2025年12月)

・日本産食品の違反件数は全406件中27件(参考:2025年11月は全444件中19件)で、国・地域別で違反件数が多かったのは上位から米国(125件)、日本(27件)、ロシア(25件)。

・日本の違反27件のうち、上海税関におけるものが14件で最多。次いで深セン税関の9件。

・公表されている不合格理由は、「要求に従った証明書又は合格証明書類の未提出」及び「表示不合格」がそれぞれ12件で最多。

≪注意≫

・中国では、10都県(福島、宮城、茨城、栃木、群馬、埼玉、千葉、東京、長野、新潟)から輸出されるすべての食品・飼料等(新潟県産精米を除く)について、輸入停止措置が講じられています(10都県以外については農水省HPを参照)。

https://www.maff.go.jp/j/export/e_info/attach/pdf/hukushima_kakukokukensa-85.pdf

・上記10都県以外で製造された製品であっても、10都県を通過したことを理由として、中国税関において輸入不可とされた事案が発生しています。輸出の際にはご注意ください。

・中国の輸入食品海外製造企業登録管理システム(国際貿易シングルウィンドウ)に登録されている製造者等の名称、住所等の情報と、産地証明書記載内容が正確に一致していないこと、また産地証明書の主要加工原料の産地及び経路が正確に記載されていないことを理由に通関が認められない事例が発生しています。

 証明書申請の際は、登録された情報と正確に一致していることを十分にご確認ください。

・中国側より、中国食品安全国家基準に適合しない原材料及び添加物の使用など、製造加工工程に問題のある一部の食品生産企業について、当該企業からの輸入を一時停止するとの通達がありました。輸出にあたっては上記国家基準及び関連法令を再確認のほどお願いいたします。

(ご参考:中国海関総署輸出入食品安全局HP)

 http://jckspj.customs.gov.cn/spj/xxfw39/fxyj47/4677516/index.html

2.台湾(日本産食品の違反件数19件、2026年1月)

・公表された71件の違反のうち、日本産食品の違反は19件。内訳は、農薬残留量基準違反17件(いちご9件(シフルメトフェン4件、インドキサカルブ3件、イソピラザム2件)、みかん2件(シアントラニリプロール)、かんしょ2件(フィプロニル及びフィプロニル代謝物)、メロン1件(ニテンピラム)、冷凍もも1件(オキソリン酸)、山椒粉1件(アセタミプリド、クロルフェナピル、クレソキシムメチル、メチダチオン)、刻みゆず皮1件(フェントエート))、防腐剤含有量基準違反1件(醤油中のチアミンラウリル硫酸塩)、食品添加物含有量基準違反1件(チーズいか燻製中のリン酸塩)。

≪注意≫

・日本産いちごの残留農薬基準値超過が頻発しているため、衛生福利部食品薬物管理署は2026年5月31日までの間、日本産いちごの輸入検査において全ロット検査(検査費用は台湾当局負担)を行う旨を発表しています。また、2026年1月6日から2026年3月2日まで、日本産いちごに関し、輸入申請者による検査経費負担での全ロット検査を行っています。なお、3月2日以降の措置については台湾当局の発表をご確認ください。加えて、残留農薬基準値超過が確認された一部の事業者に対しては、上記期間に関わらず輸入申請者による検査経費負担での全ロット検査が行われています。

・日本産かんきつ(きんかん、うんしゅうみかん等)に係る残留農薬基準値超過が頻発しているため、残留農薬基準値超過が確認された事業者に対しては、輸入申請停止措置や輸入申請者による検査経費負担での全ロット検査が行われています。また、2025年12月30日から2026年3月9日まで日本産うんしゅうみかんに対するサンプリング検査の強化が行われています。

・日本産メロンについて、残留農薬基準値超過が頻発したことにより、2026年2月10日から2026年3月23日まで、日本産メロンに対するサンプリング検査の強化が行われています。

・2025年の不合格事案の発生状況を踏まえ、2026年は以下の日本産の品目について検査を強化することを発表しています。

(検査強化品目)

生鮮いちご、生鮮うんしゅうみかん、その他生鮮かんきつ類、生鮮メロン(以上、残留農薬基準違反)、乳幼児用菓子、冷凍いわし・にしん類小魚(以上、重金属含有量基準違反)

(台湾衛生福利部HP)

https://www.fda.gov.tw/TC/siteContent.aspx?sid=2409

青果物の継続的かつ安定的な輸出を推進していくため、輸出に取り組む事業者の皆様におかれては、台湾の残留農薬基準の確認・順守をお願いいたします。

(農林水産省HP:残留農薬基準値に関する情報)

https://www.maff.go.jp/j/shokusan/export/zannou_kisei.html

・このように青果物で残留農薬基準値超過が頻発しており、みなさまにおかれましては、台湾向けの生産方法を採用している園地から調達されるよう、改めて確認をお願いします。

3.香港(日本産食品の違反件数1件、2025年12月)

・公表された違反は1件(調理済みツブ貝)。香港政府プレスリリースによると、違反理由はALPS処理水放出に伴う10都県産水産物の輸入停止関連であり、宮城県で封入された疑いがあるとのこと。

https://www.cfs.gov.hk/english/press/20260107_12097.html

≪注意≫

・輸入停止品の輸出や必要な書類の不備により、香港税関において輸入不可とされた事案が発生しておりますので、各輸出業者におかれては、香港側の輸入業者と十分に連絡をとり、適切に対応するようにしてください。

4.韓国(日本産食品の違反件数4件、2026年1月)

・食品医薬品安全処から公表された違反は3件。内訳は麻痺性貝毒の検出1件(冷凍ホタテ)、抗酸化剤(エトキシキン)の基準値超過1件(活魚ブリ)、エタノールの基準不適合1件(酒類)。

≪注意≫

・韓国向け金箔を使用した日本産食品について、12月19日、食品医薬品安全処は12月30日から、輸入・販売業者に対して輸入申告前に純度を測定する試験で安全性の立証を義務付ける「検査命令」を施行する旨を発表しましたので確認のほどお願いいたします。

(ご参考:韓国食品医薬品安全処HP)

https://www.mfds.go.kr/brd/m_99/view.do?seq=49578&srchFr=&srchTo=&srchWord=&srchTp=&itm_seq_1=0&itm_seq_2=0&multi_itm_seq=0&company_cd=&company_nm=&page=1

5.ベトナム

≪注意≫

ベトナム政府は1月末に施行した、食品安全管理の新政令(46/2026/ND-CP、以下、政令46号)をめぐる運用混乱を受け、同政令の適用を2026年4月15日まで一時停止することを決めました。 同政令は輸入食品の検査や管理方法などを規定するものとされており、農林水産省では詳細について在外公館やJETROを通じて情報収集をしています。詳細が判明した際は改めて周知しますが、各輸出業者におかれては、ベトナム側の輸入業者と十分連絡を取り、留意するようお願いします。

https://www.jetro.go.jp/biznews/2026/02/637316a21d4630b9.html

6.タイ(日本産食品の違反件数0件、2026年1月)

・同期間において、公表された違反はありませんでした。

7.米国(日本産食品の違反件数5件、2026年1月)

・公表された日本産食品の違反は5件。内訳は、未承認着色料の含有及び非表示1件(しょうが)、不衛生な条件下での製造3件(濃縮スープ及びツナ)及び食品として不適切1件(タマリンド)。

8.EU(日本産食品の違反件数0件、2026年1月)

・同期間において、公表された違反はありませんでした。

≪注意≫

2026年1月6日、フランスは、健康上のリスクがあるとして、EUで使用が禁止されている5つの有効成分(グルホシネート、カルベンダジム、ベノミル、チオファネートメチル及びマンゼブ)の残留した食品の輸入及び販売を一時停止する措置を省令で規定しました。現在、EUはこのうち、カルベンダジム、ベノミル、チオファネートメチルについて残留農薬基準値(MRL)を定量限界に引き下げる提案を行うとの報道があり、関係事業者の皆様におかれましては周辺情報にご留意ください。

9.豪州(日本産食品の違反件数4件、2025年12月)

・公表された日本産食品の違反は4件。内訳は、飲料への使用が認められていないビタミンCの使用3件(飲料)及びリステリア菌検出1件(水産加工品)。

≪注意≫

・中国、香港、韓国、マカオ、ロシアは原発事故に関連する輸入規制を措置しています。規制措置の内容、証明書の申請手続き等については、以下のページをご覧ください。

https://www.maff.go.jp/j/export/e_shoumei/index.html

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以上、情報共有いたします。

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