一般社団法人
全日本コメ・コメ関連食品輸出促進協議会
NEWS
2022.05.16

【農林水産省からのお知らせ】残留農薬5月分の水際検査違反事例レポート

農林水産省輸出・国際局 輸出支援課より、以下のとおり情報提供がありましたのでお知らせします。

ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー

輸出された日本産農林水産物・食品の各国・地域における水際検査結果のトピック
 (主な輸出先で本年3月に公表または確認された情報を基に作成)

現在我が国は、日本産農林水産物・食品(以下「日本産食品等」)の輸出額を2030 年に5兆円という目標を掲げ、官民が一体となって輸出に取り組んでいます。昨今の輸出の増加に伴い、輸出先国・地域(以下「輸出先」)の水際検査において日本産食品等が残留農薬や食品添加物の基準不適合等を理由に通関出来ない事案が見られます。
更なる日本産食品等の輸出拡大に資するよう、輸出先での水際検査結果を下記のとおり整理しました。輸出に取り組まれる皆様の参考になれば幸いです。
< 公 表 URL> https://www.maff.go.jp/j/yusyutu_kokusai/mizugiwa_kekka.html

ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー

1.【中国】(日本産食品等の違反件数17件。海関総署2022年2月)
 ・日本産食品等の違反件数は17件で全体(127件)の約1割強を占め、前月の27件(全体278件の1割弱)から件数は減少した。  
 ・17件の内、青島税関における違反件数が8件で最多。次いで寧波税関が3件。
 ・公表されている主な違反理由はチルド魚類の「貨物証明書不一致」(8件)、菓子類の「表示不合格」(6件)等。

≪注意≫中国への輸出チルド水産物(キンキ)から寄生虫(アニサキス)が検出された場合、当該事業者が中国への輸入を禁止される場合がありますのでご注意ください。

≪注意≫4月26日時点で、大連、上海、寧波、蛇口、三山、威海へ輸出した貨物が、通関できていない事案が複数確認されており、政府間で協議中です。

ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー

2.【台湾】(日本産食品等の違反件数20件。衛生福利部食品薬物管理署2022年3月)
 ・公表された52件の違反のうち日本産食品等の違反件数20件。その内訳は、残留農薬基準違反20件
  (生鮮いちごのクロルフェナピル16件、生鮮いちごのフロニカミド4件)。

≪注意≫いちごの残留農薬基準違反が増加しておりますので、輸出の際は台湾の残留農薬基準を遵守してください。
 3月公表分で違反した農薬の台湾の基準値は以下のとおりです。
 その他の残留農薬基準については以下の農水省 HP をご参照ください。
  https://www.maff.go.jp/j/shokusan/export/zannou_kisei.html

  農薬の有効成分   台湾の基準値 (mg/kg) (括弧内は日本の基準値)
  英名        和名
  CHLORFENAPYR  クロルフェナピル 0.01 (5)
  FLONICAMID    フロニカミド   0.01 (2)

 ・台湾・衛生福利部(日本の厚生労働省に相当)は、2021年11月15日から 2022年5月14日まで日本産の茶またはマテ茶のエキス、エッセンス、濃縮物及び、これを主成分とする調整品の水際検査の強化、2022年2月21日から8月20日まで日本産ユリ根の水際検査の強化、2022年2月21日から8月20日まで日本産生鮮いちごの全ロット検査を発表しており、上記の品目は台湾側が懸念している品目となります。輸出の際は台湾の残留基準を順守してください。(注2)

ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー

3.その他

国・地域別で違反件数が多かったのは上位からニュージーランド(12件)、
韓国および台湾(各11件)、ベトナム(10件)、オーストラリア(9件)。

【豪州】(1件、2022 年1月)
 ・味付け海苔のヨウ素基準値超過(1件)。(注5)

≪注意≫豪州では海藻類に含まれるヨウ素に対して、最大許容量が1,000mg/kg(乾燥重量)といった厳格な管理を行っているため注意が必要(日本は未設定)。
海藻に含まれるヨウ素の許容量:
https://www.agriculture.gov.au/import/goods/food/inspection- compliance/risk-food/brown-algae-seaweed

【米国】(8件、2022 年3月)
 ・かつお、菓子、エノキタケ、麦芽及び米の不適正表示(英語による表示不足)(4件)
 ・魚卵の規格不合致品(リステリア・モノサイトゲネスの疑い)(1件)
 ・梅の規格不合致品(鉛が含まれている疑い) (3件)。(注6)

<参考情報>米国におけるクロルピリホス(有機リン系殺虫剤)の残留基準値が2022 年2月末で取り消され、クロルピリホスを使用したすべての食品の輸入が禁止されました。輸出の際はお気を付けください。
 (農水省 HP)https://www.maff.go.jp/j/shokusan/export/us_chlorpyrifos.html

※ タイは 2021 年8月~2022 年4月 18 日公表分まで(注3)、EUは 2021 年 12 月~2022 年2月(注4)、香港は 2021 年1月~2022 年3月(注7)、韓国は 2022 年1~3月(注8)の違反事例なし。

ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー

お問合先:
以下の農林水産省ウェブサイトを御参照ください。
 https://www.maff.go.jp/j/shokusan/export/e_soudan/

トップページに戻る

error: Content is protected !!