一般社団法人
全日本コメ・コメ関連食品輸出促進協議会
NEWS
2023.08.01

【輸出の際の参考情報】輸出された日本産農林水産物・食品の各国・地域における水際検査結果について

農林水産省より輸出された日本産農林水産物・食品の各国・地域における水際検査結果のお知らせ

・・・・・以下農林水産省からのメール・・・・・

農林水産省輸出・国際局輸出支援課、国際地域課及び規制対策グループより、定期的にご案内しております、輸出された日本産農林水産物・食品の各国・地域における水際検査結果に関するお知らせがありましたので、共有いたします。
GFP会員企業の皆様におかれましては、以下の案内をご覧いただき、輸出に際してご参考にしてください。

(以下案内文)

農林水産省から、主な輸出先国・地域(以下「輸出先」といいます。)で最近公表された水際検査結果についてお知らせいたします。
昨今の日本産農林水産物・食品(以下「日本産食品」といいます。)の輸出の増加に伴い、輸出先の水際検査において残留農薬や食品添加物の基準不適合等を理由に通関できない事案が見られます。輸出先の安全規則に適合した食品を輸出することは最も重要な基本原則ですので、輸出の際は御注意くださいますようお願いいたします。

1.中国(日本産食品の違反件数6件、2023年5月)
 ・日本産食品の違反件数は全118件中6件(参考:4月は全196件中49件)で、国・地域別で違反件数が多かったのは上位からベトナム(15件)、インドネシア(12件)、台湾(11件)。
 ・日本の違反6件のうち、上海税関におけるものが4件、他に寧波、アモイ税関で1件ずつ。
 ・公表されている違反理由は、健康飲料等の「要求に従った証明書又は合格証明書類の未提出」(2件)など。

≪注意≫
 ・中国では、10都県(福島、宮城、茨城、栃木、群馬、埼玉、千葉、東京、長野、新潟)を経由したすべての食品・飼料等(新潟県産精米を除く)について、輸入停止措置が講じられています(10都県以外については農水省HPを参照)。
 https://www.maff.go.jp/j/export/e_shoumei/pdf/sum_ch.pdf

 ・中国のSNSにおいて、福島、宮城、茨城、栃木、群馬、埼玉、千葉、東京、長野、新潟以外を10都県とする偽情報が出回っています。偽情報を根拠に必要以上の証明書の添付等を求められた際は、まずはどの規則に基づいた要求なのか等について現地の税関担当者に確認をお願いします。

 ・放射性物質検査により、水産物輸出の一部が現地の通関において留め置かれている等の状況が発生しているとの情報があります。政府として引き続き詳細な状況の確認に努めておりますが、輸出にあたってはご注意ください。

 ・また、輸出時に必要な書類(産地証明書等)を添付せず輸出し、中国税関において輸入不可とされた事案も発生しています。

2.台湾(日本産食品の違反件数8件、2023年5月)
 ・公表された59件(うち容器包装基準違反7件含む)の違反のうち、日本産食品の違反件数は8件。

 ・内訳は、残留農薬基準違反4件(いちご中のシアントラニリプロール1件、ブルーベリー中のフルベンジアミド1件、長ネギ中のニテンピラム1件、ぶどう中のシクラニリプロール1件)、重金属等汚染物質基準違反4件(海藻中のヒ素2件、アンコウ肝中のカドミウム1件、ホタルイカ中のカドミウム1件)。

3.その他
〇韓国(日本産食品の違反件数4件、2023年5月)
 ・魚類粉末(保存料の基準違反2件)、健康食品(規格基準違反2件)
〇米国(日本産食品の違反件数11件、2023年6月)
 ・キャンディー(未承認着色料の使用や英語表示欠如等7件)、大根製品(未承認着色料の使用2件)、ガム(未承認着色料の使用や英語表示欠如1件)、スープ類(不適切表示1件)(参考:農水省HP)

 ・輸出先当局による水際検査結果(輸出先当局のHPへのリンク)
  https://www.maff.go.jp/j/yusyutu_kokusai/mizugiwa_kekka.html

 ・諸外国・地域への輸出に関する手続き・制度に関する情報
  https://www.maff.go.jp/j/shokusan/export/e_process/index.html

 ・植物検疫:輸出に関する情報
  https://www.maff.go.jp/pps/j/search/detail.html#yusyutu

(お問合せ先)
以下の農水省HPを御参照ください。
 https://www.maff.go.jp/j/shokusan/export/e_soudan/

トップページに戻る