一般社団法人
全日本コメ・コメ関連食品輸出促進協議会
NEWS
2023.12.01

【輸出の際の参考情報】輸出された日本産農林水産物・食品の各国・地域における水際検査結果について

農林水産省から、主な輸出先国・地域(以下「輸出先」といいます。)で最近公表された水際検査結果についてお知らせいたします。

昨今の日本産農林水産物・食品(以下「日本産食品」といいます。)の輸出の増加に伴い、輸出先の水際検査において残留農薬や食品添加物の基準不適合並びに証明書の不備等を理由に通関できない事案が見られます。輸出先の安全規則に適合した食品を輸出することは最も重要な基本原則ですので、輸出の際は御注意くださいますようお願いいたします。

ALPS処理水の海洋放出を受けて、中国・香港・マカオ・ロシアが規制を強化しております。具体的な規制の内容については、農林水産省HPにて発信しており、随時更新する予定ですので必要に応じてご覧いただきますようお願いいたします。
 https://www.maff.go.jp/j/export/e-shorisui/kaiyou_houshutsu.html

2023年11月1日から、原発関連証明書(産地証明書や放射性物質検査証明書等)の発行申請に係る添付書類等が変更となりました。改正後の要綱や様式等、変更内容の詳細は農林水産省HPをご確認ください。
 https://www.maff.go.jp/j/export/e_shoumei/shoumei_syorui.html

1.中国(日本産食品の違反件数16件、2023年9月)

・日本産食品の違反件数は全294件中16件(参考:8月は全229件中42件)で、国・地域別で違反件数が多かったのは上位からインドネシア(47件)、アメリカ(33件)、香港(24件)。

・日本の違反16件のうち、深セン税関におけるものが5件で最多。次いで黄埔税関の4件。

・公表されている違反理由は、健康食品や調味料などの「要求に従った証明書又は合格証明書類の未提出」に関する不合格事由が8件と最多。次いで粉末飲料の「表示不合格」が4件。

≪注意≫
・中国では、10都県(福島、宮城、茨城、栃木、群馬、埼玉、千葉、東京、長野及び新潟)を経由したすべての食品・飼料等(新潟県産精米を除く)について、輸入停止措置が講じられています(10都県以外については農水省HPを参照)。
 https://www.maff.go.jp/j/export/e_info/attach/pdf/hukushima_kakukokukensa-27.pdf

・必要な書類(産地証明書等)の不備により、中国税関において輸入不可とされた事案が発生しておりますので、各輸出業者におかれては、中国側の輸入業者と十分に連絡をとり、適切に対応するようにしてください。

2.台湾(日本産食品の違反件数1件、2023年9月)

・公表された44件(うち容器包装基準違反6件含む)の違反のうち、日本産食品の違反件数は1件(冷凍キビナゴ中のカドミウム)。

≪注意≫
・まもなくイチゴのシーズンが始まります。昨シーズンのイチゴの残留農薬基準違反は25件でした(2022年12月~2023年5月)。これらの違反は、シアントラニリプロール(10件) (当時の基準:不検出)、フロニカミド(9件) (基準:不検出)、スピロテトラマト(2件)(基準:不検出)、クロルフェナピル(1件)(基準:不検出)、ピフルブミド(1件)(基準:0.8ppm) 、ピメトロジン(1件)(基準:1ppm)及びフラメトピル(1件)(基準:不検出)でした。

・なお、本年11月10日付で台湾側の残留農薬基準が改訂され、シアントラニリプロール(イチゴ)は不検出から1.5ppmに、シクラニリプロール(ブドウ)は不検出から0.6ppmにそれぞれ変更されました。

・輸出に取り組む事業者の皆様におかれては、台湾の残留農薬基準の確認・順守をお願いいたします。

(農水省HP:残留農薬基準値に関する情報)
 https://www.maff.go.jp/j/shokusan/export/zannou_kisei.html

(台湾当局HP:Standards for Pesticide Residue Limits in Foods)
 https://law.moj.gov.tw/ENG/LawClass/LawAll.aspx?pcode=L0040083
 https://law.moj.gov.tw/ENG/LawClass/LawGetFile.ashx?FileId=0000008220&lan=E

3.香港(日本産食品の違反件数9件、2023年10月17日~11月15日(速報))
・公表されている違反理由は、処理水放出に伴う規制(10都県産水産物の輸入停止)違反8件(冷蔵ホタテ1件、冷蔵カキ3件、海藻製品4件)、放射性物質検査証明及び輸出事業者証明の不備9件(イチジク1件、ナス3件、イチゴ5件)。

≪注意≫
・8月24日以降、10都県(福島、宮城、茨城、栃木、群馬、埼玉、千葉、東京、長野及び新潟)で水揚げ、製造、加工、包装された水産物(生きている、冷凍、冷蔵、乾燥、またはその他の方法で保存されたすべての水産物)、海塩、海藻(加工品を含む)について、輸入停止となっています
 https://www.maff.go.jp/j/export/e_info/attach/pdf/hukushima_kakukokukensa-28.pdf

・ALPS処理水の放出に伴う規制が講じられる以前より、香港では、茨城・栃木・群馬・千葉の各県産の野菜や果物等の輸入に当たっては、放射性物質検査証明及び輸出事業者証明の添付を、福島・茨城・栃木・群馬・千葉の各県産の食肉及び家禽卵の輸入に当たっては放射性物質検査証明の添付を求められています。また、福島県産の野菜や果物等については、引き続き輸入停止となっています。

・輸入停止品の輸出や必要な書類の不備により、香港税関において輸入不可とされた事案が発生しておりますので、各輸出業者におかれては、香港側の輸入業者と十分に連絡をとり、適切に対応するようにしてください。

4.その他
○米国(日本産食品の違反件数11件、2023年10月)
・カップゼリー(異物混入疑い及び不適切表示1件)、クリーム入り菓子(不適切表示1件)、インスタントコーヒー(不適切表示1件)、キャンディー(不適切表示1件)、調味料(不適切表示3件)、米粉(不適切表示2件)、緑茶(不適切表示1件)、梅製品(残留農薬基準違反疑い1件)

(参考:農水省HP)
・輸出先当局による水際検査結果(輸出先当局のHPへのリンク)
 https://www.maff.go.jp/j/yusyutu_kokusai/mizugiwa_kekka.html
・諸外国・地域への輸出に関する手続き・制度に関する情
 https://www.maff.go.jp/j/shokusan/export/e_process/index.html
・植物検疫:輸出に関する情報
 https://www.maff.go.jp/pps/j/search/detail.html#yusyutu
・動物検疫:日本から輸出される食肉等の受入れ状況一覧
 https://www.maff.go.jp/aqs/hou/require/export_meat_list.html

(お問合せ先)
以下の農水省HPを御参照ください。

https://www.maff.go.jp/j/shokusan/export/e_soudan/

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